今日会社で東大の先生と生徒による応力解析の講座があった。
最新の研究による成果を発表してもらえるのかと思って聞いていたら、
解析結果を元にした推測(しかも間違っている可能性が高い)を断定として説明し、
更にその断定を根拠に新たな推測を展開するから欠片も信憑性がなかった。
そもそも境界条件(解析に用いる荷重・拘束・接触などの条件)を明確に説明していないから、
解析データ自体の信頼性がどれほどあるのかも怪しい。
解析結果をベースに話をするなら解析の精度をまず証明する必要があるはずで、
講座終了後に質問でも「実験との相関性を確認したのか」という質問が出ていたが
実際ほとんど相関性確認は行っていないという話だった。
というか、実務で解析を行っている身からするとその結果はおかしいのでは、
と思う点がいくつかあった。
あとプレゼン資料の構成とか見せ方があれでした。
今回の話は生徒が作った論文を元に話を組み立てていたらしいのだけど、
それにしてもウーン(^ω^;)と言わざるをえなかった。
東大は優秀な人が多いと思うけどそうでない人もいるのかなぁ。
それともなんか事情があったのかな。
でも論理展開の手法って大学で習ったりしないのかな。
低学歴の自分に死角はありまくりでそのあたりはよくわからなかった。
講座の後に自社の司会から「この講座で得たことを業務で活用していってください」
ということを言われたけど、解析方法も不明確で結論も信用できないものを
どう使っていけばいいのか難題でした。